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ちょっとのぞいて民家 (2006-09-19-TUE)

ちょっとのぞいて民家 (2006-09-19-TUE)_c0031472_1492859.jpg昨日、「プラネタリウム」へ行ったついでに寄った同じく生田緑地の一角にある「川崎市立 日本民家園」です。
川崎市に長いこと住んでいながら、初めて訪ねてみました。
そこには江戸時代や明治を思わせる別世界の村が存在しています。
藁葺き屋根の古い民家を覘くと昔の生活の様子を見たり、歴史を学ぶことが出来ます。

ちょっとのぞいて民家 (2006-09-19-TUE)_c0031472_150915.jpg民家の中には靴を脱いで座敷に上がれる場所もありますが、どこもカビたような匂いと土の匂いが充満しているので、長時間居ると息苦しくなります。
民家には土間やかまどがあったり、「まや」と呼ばれる馬を飼う場所が同じ屋根の下にあったりと、なかなか興味深いものがありました。

今の時代は藁を使うことは殆どないのですが、昔は貴重な存在でした。
藁葺き屋根として使われるばかりでなく、藁を叩いて柔らかくして、
わらじを編んだり、ござや米俵などの農具や民具に使われていました。
ちょっとのぞいて民家 (2006-09-19-TUE)_c0031472_4272362.jpg

テレビゲームや塾の無い時代は、子供たちは親の仕事を手伝い、
いろりを囲んで語らい、家族が一緒になって生活する様子がありました。
貧しいからこそみんなが協力して生活していた時代。 いいな。
今の世の中のような事件や犯罪なんて、とても考えられない平和な時代。
豊かになればなるほど人間は駄目になって行くのですね。
ちょっとのぞいて民家 (2006-09-19-TUE)_c0031472_1512247.jpg

旧暦の8月15日を「十五夜」や「お月見」と呼んで、月の出る前に
お供え物を整えて、月の見える縁側に飾る習慣を紹介していました。
お供え物は地域によって異なるようですが、お神酒お燈明の他、里芋、
米のダンゴ、栗、柿などが皿に盛られます。
ちょっとのぞいて民家 (2006-09-19-TUE)_c0031472_204799.jpg

民家園の全ての施設を回るとかなりの運動量になりますが、都会の
ビルに囲まれた生活とは違って、安らぎを与えてくれます。
by kashimura_shinji | 2006-09-19 23:55 | 面白散歩道 | Comments(0)