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心和み癒されるとき (2009-11-15-SUN)
いつものように仮眠をとって帰る明け番は、抜けるような青空の
快晴であったため寄り道をしました。
営業所に近い所に「世田谷区立 次大夫堀公園」があります。
「次大夫掘」とは、稲毛・川崎領の代官であった小泉次大夫の
指揮により、慶長2年(1597)から15年の歳月をかけて
開発された農業用水のことで、正式には六郷用水といいます。
多摩川の水を取り入れ、世田谷領(現狛江市の一部)から
六郷領(現大田区)までの全長23.2Kmを流れるものでした。
世田谷領内を流れる六郷用水は、江戸時代、沿岸の14ヶ村の
水田で利用され、土地の人からは次大夫掘と呼ばれていました。
昭和に到るまで350年余の間、周辺住民の農業・生活用水
として欠かせない存在だったのです。
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公園内にある民家園では江戸時代後期から明治にかけての
農村風景を再現していて、民具などに触れることもできます。
また、農村に伝わる行事等も行っており、昔ながらの生活や
風習を体験するともできます。
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「旧城田家主家」は江戸時代後期に建てられた店づくりの
農家で、農業のかたわら酒屋を営んでいました。
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民家の中へも自由に入ることができます。
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消防小屋と火の見櫓では消防組の組員詰所として再現
されています。「警鐘信号」の立て札には状況に応じた
鐘の鳴らし方が記されていて興味深かった。
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公園内の池では、鴨にエサを与える人がいましたが定期的に
来ているのか、鴨たちも慣れているようでした。
カモーンと呼んだら寄ってくるカモ。
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小川で見つけた「あめんぼ」ですが、不思議な昆虫です。
子供の頃、雨が降った後の水溜りでよく見かけたものですが
どこからやって来るのでしょうか。
水の上をスイスイと移動するのも不思議でしたが、影を見て
謎が解けました。 水よりも比重の軽い油のようなものを
足の先から出して、その油膜に乗って動いていたのですね。
こんな小さな発見に嬉しくなる日々です。
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by kashimura_shinji | 2009-11-15 23:59 | 面白散歩道 | Comments(0)