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目が覚めたら京都でした① (2008-12-02-TUE-1)
目が覚めたら京都でした① (2008-12-02-TUE-1)_c0031472_15571144.jpg昨夜、新宿駅西口を出発した夜行バスが京都駅に着いたのはまだ夜が明ける前の6時でした。
片道3,800円、ホテルに宿泊なしで、
また夜行バスで帰る貧乏旅行であります。京都駅で「ICOCA」を購入して、さて何処にイコカ?
今回の旅の目的は幕末の志士、坂本竜馬のゆかりの地を巡ることと
見頃を迎えた紅葉を楽しむことでした。
まず最初に訪れたところは「伏見稲荷大社」
伏見稲荷というと千本鳥居が有名ですが、めざすは標高233mの
稲荷山山頂です。 
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山頂までは数えきれないくらいの鳥居を通り抜けて行きますが、途中
鳥居の間隔が狭くて薄暗いトンネルのようなところもあります。
高尾山に登るよりは楽でしたが、長い階段や山道の上り下りで
体力が消耗してしまい、後の予定が危ぶまれました。
山頂の「一ノ峰」に到着したのは、午前中のまだ早い時間でした。
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伏見稲荷は「京都一周トレイル」というハイキングコースの一部にも
なっています。そのハイキングコースに沿って稲荷山を下ると東福寺に
着きました。
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東福寺の紅葉は見事で、通天橋からの眺めが有名です。
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庭園のカエデは今まで見た中では一番美しいと思います。
燃えるような真っ赤なカエデ、黄色に輝くカエデ、オレンジ色もいい。
枯れてくるくる回りながら落ちていくカエデも美しい。
さらに落ちたカエデと芝や苔の緑とのコントラストがなんとも言えなくいい。
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鳥羽街道を通り過ぎ、伏見稲荷へ戻りました。
「鳥羽伏見の戦い」では三百年を誇った徳川幕府に対し、錦の旗を掲げる
新政府軍が勝利し、後の戊辰戦争へと歴史が動いていったわけです。
伏見稲荷の「日野屋」で名物の鯖ずしを食べました。
「めし丸」の鯖ずしも旨いけど、こちらも美味しい。
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伏見というと竜馬が宿泊していた「寺田屋」があります。
しかし、当時の「寺田屋」は「鳥羽伏見の戦い」で焼失しているので、
現在あるのは再建されたもののようです。
薩摩藩による「寺田屋事件」と「坂本竜馬襲撃事件」とは混同しがちですが
全く、別の事件です。
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「坂本竜馬襲撃事件」では、お竜さんが風呂から裸のまま2階へ階段を
駆け上がり危機を知らせました。階段には「お竜さん恋の通路の裏梯子」と
名前が付けられてます。
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竜馬の部屋や事件当時の「弾痕」や「刀傷」も紹介されていて、面白かった。
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「寺田屋」の近くには「竜馬通り」という名前の通りがありますが、
かつて竜馬は新しい日本の夜明けを夢見て、薩長連合や大政奉還の
実現に奔走していたのでしょう。
また伏見には酒蔵が多く、川に浮かぶ十石船なども風情があります。
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by kashimura_shinji | 2008-12-02 23:59 | あっけら観光 | Comments(0)